尾花監督を全力で擁護してみる

ファンの間でも賛否両論な尾花監督。
ちなみに私は否定派に近いかなー。
でも最近ところどころで尾花監督が叩かれまくっているのでさすがに可愛そうになってきたため擁護してみる。
tukihatuが思う尾花監督の評価を5段階で。
監督総評：2
投手起用：4
投手育成：5
野手起用：1
野手育成：2（判定不能）
試合采配：2
フロントとの親密度：1
マスコミ受け：1
選手との親密度：2
……なんか書いてて悲しくなってきた。あ、いやいや擁護しますよ！

まず投手起用ですが昨年も今年も横浜の防御率はひどいものでした。にも関わらず高い評価をつけたのは、そもそも無理ゲーだった、という点からです。
昨年に関しては、先発は三浦番長の調子が悪く（というかピークをすぎた感じ）、大家も悪くは無いけどいいとも言うわけでもなく…
結局使えたのは清水、ランドルフ、そして新人の加賀。セットアッパーの牛くんはいつの間にかいなくなる。まあ簡単に言えばボロボロです。
今年はさらにひどく、開幕から1ヶ月ぐらいで三浦、大家、清水、山本が消えるという非常事態。仕方なくハミルトンや加賀を先発で使わざるを得ませんでした。今年は結構期待していたベイファンが多かったのですが、この時点でビリ確定だな、と思った人も多いですよね。
まあ投手陣がこんなんだったので、起用どうこうの前に使える人材がいなかった、というのが正しい見方だと思います。尾花カワイソウ。
今思えば、マシンガン継投もやりたくは無かった戦術かもしれませんね。2回をきっちり投げられる投手がいなかったんじゃないかと。こんな状態なのに成績は予想よりかなりいいほうでした。絶対100敗すると思っていたのですが…上手く投手を回した尾花監督はすごいと思います。
減点部分は、まず選手の好き嫌いが強いところですかね。大沼は好かれすぎ、真田は嫌われすぎ。それと負け試合なのに投手交代しすぎなところ。これは育成の面もあったのかもしれませんが、江尻を投げさせることはやめたほうが良かったですね。
続いて投手育成。投手育成に関しては文句ないですね。無理だと思っていた篠崎が復活したり、大原無双だったり、加賀、高崎の成長、江尻の精神力etcetc…ベテランの育成、調整は苦手そうでしたけどね。（三浦、大家、大沼等）

続いて野手起用。正直判断しにくいところがあるのですが（野手コーチに丸投げっていう情報を良く聞くので…＞＜；）、謎打順、謎守備ポジション、選手の好き嫌いなど、良くない部分が目立ちました。
ただ、監督経験が無いので、野手コーチに全て一任してしまった、という見方もできるんですよねー。中村の起用に関してもフロントが取ってきたので使わざるを得なかった…という線も。スタメン起用も他選手に活を入れるため、だったのかも。残念ながら中村は打てませんでしたけどね…
同じように野手育成も丸投げ感がハンパないので判定できない…一応金城の復活とかありましたが、尾花監督がやったわけではなさそうだし。

続いて試合采配。バントの多様、代打や投手交代のタイミングの悪さ、打順のつながりの悪さなどコチラもひどい部分が目立ちます。
が、まあ仕方ないでしょう。バントに関しては進塁打が打てないから、という悲しい現実のせいなので…まじ打てよ森本と渡辺…
投手交代のタイミングも、先発投手なら6回ぐらいは投げきって見せろ、という見方から交代しなかったのではｗ
5回で降板レベルの投球しか出来ない横浜投手陣が悪いですね。加賀と高崎以外。
しかし代打の起用はフォローできないですね。ひどかったです。代打の使いすぎで捕手がいなくなりそうとか1塁手がいないとかｗ
使う順番も中村→一輝とかおかしいからｗ逆！逆！
ここは今後勉強して欲しい点でしょうか。

あとは、フロントと仲が良かった、という話やマスコミでの話題性はほぼありませんでしたね…まあビリだったので話題になるわけないのですが。
選手となかよくやってる…という話もあまり出ませんでした。江尻とは結構いい感じだったようですが…真田が涙目すぎる。
団結力を作ることも出来ませんでしたし。まあ初監督ですからね。

結果的に2年連続で6位でしたが、そもそもチーム地力が無いので、尾花監督が頑張ってもどうにもならない部分は多かった。
尾花監督はこの2年の経験をぜひ次に生かして、いい監督になってもらいたいです。かしこ。
え、擁護してない？気のせいだよ気のせい。